しずおか木造塾2011 第4講座

社団法人 静岡県建築士会 主催、「しずおか木造塾2011」 第4講座にスタッフとして参加。
久しぶりに講義を聴くことができました。
第1部 「東日本大震災の被害及び住宅の木構造を巡る最近の動き」
講師は山辺構造設計事務所山辺豊彦 氏。
第2部 「地盤の液状化の対策及び地盤調査結果を読む」
講師はグラウンド・ワークス 株式会社 の山下英俊氏。
第3部 「木構造設計ワンポイント及び木造建築物の構造設計例」
講師は第1部と同じく山辺構造設計事務所山辺豊彦 氏。
山辺先生は常々「地盤と基礎と建物を一体で計画する」と仰っています。
「地盤の状況と、それに対応して設計された基礎、そして、適切に組まれた軸組、バランスよく配置された耐力壁、水平力を伝達できる強度のある水平構面、それらをつなぐ接合部。それら全体が連動して地震に抵抗する」
木造建築物の要点は上記の説明に尽きます。
そして地盤は3.11の震災後の千葉県浦安市を例に地盤調査とそれを読み解く力、適切な地業工事と基礎。
たとえ、最初に費用が掛かろうと、地盤にあった工事を施すことは、以後の修復に少しの費用で済んでしまうことの大切さ。
今まで、私がお客さんに説明してきたことが報われるようです。
良い講義でした。

ヤマベの木構造 (エクスナレッジムック)

ヤマベの木構造 (エクスナレッジムック)

世界で一番くわしい木構造 (エクスナレッジムック 建築知識|世界で一番くわしい 6)

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