しずおか木造塾2010 第3講座

社団法人 静岡県建築士会 主催、「しずおか木造塾2010」 第3講座にスタッフとして参加。
第1部 京町屋:曖昧の思想
Design 1st のGeoffrey P. Moussas (ジェフリー・ム−サス) 氏が講師。
大改造!!劇的ビフォーアフター に「匠」として出演しているんですね。
彼は日本の住まいがはっきり区別されていないところに惹かれたようです。
縁側、坪庭、建具など内部と外部のあいまいさが良いと。
西洋の住まいが良いと思っている最近の日本人(空間をはっきり区別する)には耳の痛い話です。

「縁側」の思想

「縁側」の思想

第2部 ここまでできる住宅の防火設計
桜設計集団 の安井昇氏が講師。

上記の冊子をもとにして準防火地域に木造3階建て(イ準耐火建築物)をつくるという内容を講義。
1.袖壁で延焼ラインをカット (玄関戸を木製建具)
2.シャッター防火戸に使う
3.アルミ防火戸を直接見せない (木製格子)
4.柱、梁の燃えしろ設計
5.床上45mm厚杉板で梁の燃えしろ3方
6.Jパネルあらわし屋根
7.木材あらわし軒裏
8.耐震・防火外壁で地震火災対策
9.内装制限新告示の活用
建築基準法上の防火に関する知識を本当に理解していないと難しい建物です。