しずおか木造塾2008 第5講座

社団法人 静岡県建築士会主催、「しずおか木造塾2008」 第5講座にスタッフとして参加しました。

講師は伊礼智設計室の伊礼智氏と、雑誌「住宅建築」の編集顧問、植久哲男氏です。
実は仕事の都合でかなり遅れて講義を拝聴したのですが、
その時の両先生の発言が心に響きました。
伊礼智氏「構造躯体をみせる建築でこれはすごいと思う作品に出合っていない。」
植久哲男氏「木の魔力に負けてしまう。」
(うん、うん。分かる、分かる。)
(木目を眺めているとそれ自体、美しいと思う。)
これとは別に植久哲男氏は
「設計者が自分の作品の為に施工者、大工等職人達を泣かせるのはもうやめにしよう。」
(たしかにいます。そんな設計者が・・・)
(お客さんの為とか言いながら結局は自分の作品のために業者を泣かせる。)
植久哲男氏「ぜひ良いもの(作品)を創ってください。」
と受講者にエールを送っていました。
建築設計は"意匠"に気を遣います。
部屋に閉じこもってあれこれ思案している場合が多いのですが、
このような講義で他の設計者の作品を見たり意見を聴いたりして
刺激を受けることは、自分の仕事に必ずプラスになると思っています。

伊礼智の住宅設計作法―小さな家で豊かに暮らす

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